休日なのに利用者・家族から電話が…。ケアマネはどこまで対応する?
こんにちは。「在宅deスキマネ」ブログです。
ケアマネジャーの日常にある「これってどうすればいいの?」を考える、
「ケアマネお悩み相談室」
第3回のテーマはこちらです。
休日や勤務時間外に、利用者・家族から電話がかかってきたらどうしますか?
「ケアマネさん、ちょっといいですか?」
仕事が終わって、ようやく一息。
そんなときにスマートフォンが鳴る。
画面を見ると、担当している利用者さんのご家族。
「何かあったのかな……」
気になって電話に出ると、
「明日のデイサービスって何時に来るんでしたっけ?」
緊急ではなかった。
ホッとする反面、
「これって今、対応する必要があったのかな?」
そんな経験はないでしょうか。
「担当だから対応しなきゃ」と思ってしまう
ケアマネジャーは、利用者や家族との関係性を大切にする仕事です。
だからこそ、
「困っているなら対応しないと」
「電話に出なかったら不安にさせるかも」
「担当ケアマネなんだから……」
と考えてしまうことがあります。
もちろん、状況によっては早急な対応が必要なケースもあります。
しかし、
「連絡が来た」=「ケアマネが今すぐ対応しなければならない」
とは限りません。
まず考えたいのは「緊急性」
例えば、
「明日のデイサービスの時間を確認したい」
という連絡と、
「自宅で転倒して動けない」
という連絡では、緊急性がまったく違います。
大切なのは、何でも同じように対応するのではなく、
「今すぐ対応が必要なことなのか?」
を整理することです。
そして、救急要請が必要な状態など、そもそもケアマネジャーへの連絡を第一選択とすべきではない状況もあります。
「困ったら全部ケアマネ」ではなく、内容に応じた相談先を利用者・家族と共有しておくことも大切です。
「いつでも電話に出る」が安心とは限らない
毎回、時間外でも電話に出ていると、
利用者・家族にとって、
「ケアマネさんは、いつでも電話に出てくれる人」
になる可能性があります。
それが続けば、対応するケアマネジャーの負担は少しずつ大きくなっていきます。
だからこそ、
「営業時間は何時までなのか」
「時間外はどうするのか」
「緊急時はどこへ連絡するのか」
といったルールを、事業所として整理しておくことが重要です。
個人の頑張りだけで対応し続ける仕組みにしない。
これも、長く働き続けるためには欠かせません。
「良いケアマネ=いつでも対応してくれる人」ではありません
利用者のことを大切にする。
家族の不安に寄り添う。
これはケアマネジャーとして、とても大切なことです。
でも、
自分の休日や生活を犠牲にすることまでが、専門性ではありません。
必要なときに必要な支援へつなぐこと。
緊急性を判断すること。
利用者・家族と適切な連絡方法を共有しておくこと。
そして、一人ではなく事業所として対応できる仕組みをつくること。
こうしたことも、利用者の安心につながります。
ケアマネにも「仕事をしない時間」が必要です
ケアマネジャーは、人の生活を支える仕事です。
だからこそ、仕事と生活の境界線が曖昧になりやすい職種でもあります。
でも、支援する側が疲れ切ってしまえば、良い支援を続けることはできません。
利用者の生活を大切にするように、ケアマネ自身の生活も大切にする。
それは決して「無責任」なことではありません。
長く専門職として働き続けるために必要なことではないでしょうか。
今日のお悩みへの答え
「休日・時間外の連絡、どこまで対応する?」
私たちが大切だと考えるのは、
「全部対応する」のではなく、「緊急性と役割を見極める」こと。
そして、もう一つ。
個人の善意ではなく、仕組みで支える。
利用者の安心と、ケアマネジャーの働きやすさ。
どちらか一方を犠牲にするのではなく、両方を大切にできる環境をつくっていきたいですね。
それも、「在宅deスキマネ」が考える新しい働き方の一つです。
次回予告
3回続いた「ケアマネお悩み相談室」は、ここでいったんお休み。
次回からは新シリーズです!
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